鎌倉江の島七福神巡りの「寿老人」がお祀りされた妙隆寺は、住宅街になじむようにひっそりとたたずむお寺です。
本覚寺と宝戒寺のちょうど中間あたりにありますが、初めて訪れたときには通り過ぎてしまったくらい。
静かでとても雰囲気のある小さなお寺です。
確認したところ、境内はリードのままで大丈夫とのことでした。
妙隆寺の御朱印
御朱印受付は本堂の向かって右側。
窓の横にインターフォンがあるので押してお願いします。
「御朱印は七福神のみとさせていただきます」と書かれとた紙が貼ってありました。
御朱印 300円
御朱印受付時間 9時~16時
「寿老人」の御朱印をいただきました。
妙隆寺の見どころ
小さなお寺ですが入り口にある看板に書かれたお寺の説明を読んでから廻ると、その歴史を感じられます(最後に転記あり)。
妙隆寺本堂。
本堂の右側には、長寿の神様「寿老人(じゅろうじん)」が祀られた寿老人堂があります。
寿老人様は人々の安全と健康を守り、名前の通り長寿を司る福神様です。
本堂を囲むように夏の花「フヨウ」と「サルスベリ」が満開でした。
「なべかむり日親上人行法御池之霊跡」
応永34年(1427年)上人が21歳の時に、寒中、雪の日、氷や霜のはる早朝、この池に100日間もの間身を浸す行水修行を毎日続けたと書かれています。
妙隆寺詳細
- 妙隆寺(みょうりゅうじ)
- 宗派 日蓮宗
- 山号寺号 叡昌山妙隆寺
- 建立 至徳2年(1385年)
- 開山 日英上人(にちえいしょうにん)
- 開基 千葉胤貞(ちばたねさだ)
このあたり一帯は、鎌倉幕府の有力御家人・千葉氏の屋敷跡といわれ、この寺は一族の千葉胤貞が日英上人を迎えて建立しました。
第2祖の日親上人は、宗祖・日蓮上人にならい『立正治国論』で室町幕府六代将軍・足利義教の悪政を戒めましたが、弾圧され、数々の拷問を受けました。ついには焼けた鍋を被せられたので「鍋かむり日親」とよばれました。
本堂前右手の池は、日親上人が寒中、百日間水行をした池とされ、厳しい修行の跡といわれています。
(鎌倉市の掲示看板より)
- 鎌倉市小町2-17-20
- 0467-23-3195
- 拝観時間 特になし
- 拝観料 無料
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