「三渓園」は犬連れでは入れませんが、隣の「上海横浜友好園」はリードのまま一緒に歩けると教えてもらい、つつじと散歩してきました。
上海横浜友好園
上海横浜友好園は、横浜上海友好都市提携15周年を記念し、また横浜市制100周年&開港130周年のお祝いと合わせ、1989年に上海市から寄贈された中国江南様式の庭園と建築です。
上海横浜友好園敷地地図
本牧市民公園内の三渓園側に位置し、清朝様式の家具などを展示した玉蘭庁と、それに続く門塀で囲まれた庭院、池の上に作られた曲橋、六角の屋根のあずまやの湖心亭、竹門などで構成されています。
本物の中国江南様式
初めて見たとき「上海の豫園みたい!」と思いましたが、建物の主要資材及び中国の専門職人13人が上海より派遣され、約3か月かけて竣工されたと知り納得です。
工事は横浜市と上海市の共同で実施され、橋、人工コンクリート盤、基礎等の下部工事を横浜市が、建物、橋仕上げ等の上部工事を上海市が実施しました。
老朽と安全確保のためしばらく閉鎖していましたが、2018年から19年に玉蘭亭と湖心亭、竹門の建て替えなどの復興工事を行い、2021年7月26日にリニューアルオープン。
玉蘭亭
庭院だけでなく玉蘭亭(ぎょくらんちょう)の中も見学できます。
中は休憩室になっていて、解説展示などを読みながらゆっくりくつろげます。
清式家具とも呼ばれる伝統的な中国家具や、棚に展示された香炉や壺などの調度品も、当初に上海より贈られたもの。中国や上海の伝統や文化が感じることができます。
「漣淸嶂碧」と書かれた窓から見える「石灯籠」は、中国古代の伝統的な形式の純白の大理石で造られたもので、水面に浮かび一景をなしています。
曲橋
玉蘭庁から湖心亭へと続く50mの「曲橋」は、曲がるたびに違った景観を楽しめるように配置されています。天然の花崗岩を敷かれた橋面に映る影も美しい。
湖心亭
曲橋を渡り、休憩・鑑賞できるあずまやが「湖心亭」。六角の二重の屋根を持ち、頂を見上げると六角形の造作の重なりが見えます。うしろの木立は三渓園。
竹門
「竹門」と湖心亭を結ぶ延長線上に三渓園の「三重の塔」が来るように配置し、景観的な調和が配慮し作られているとのこと。
水面の景区は中国江南の水郷の趣を漂わせていて、歩くだけでもとても気持ちのいい場所でした。
こんな貴重な施設を犬と歩いてよいのか心配になり再確認したところ、
ペットをお連れでの観覧可能となっております。リードはつけていただき、他の方がいる場合は抱っこやリードを調整していただくなどのご協力をお願いします。
このような回答をいただきました。同公園内のSLの機関室にも犬と入れるので、合わせてお出かけください。
上海横浜友好園 概要
- 本牧市民公園内
- 045-623-8747
本牧市民公園指定管理者(レストハウス内事務所) - 9:00~16:00
- 第3月曜休館・年末年始
台風などの悪天候時も休館
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