鎌倉佐助の「佐助稲荷神社」へ、少し早めの御礼参りに行ってきました。
境内はリードで一緒に歩けます。
佐助稲荷神社
佐助エリアの神社というと「銭洗弁財天宇賀神社」が有名ですが、犬は境内に入れません。犬連れでの参拝はすぐそばの「佐助稲荷神社」がおすすめです。
※グーグルマップで鎌倉駅から佐助稲荷神社への行き方を調べると、なぜか大仏ハイキングコース「銭洗弁財天側入口」を通るルートが紹介されますので要注意(アクセス地図は最後に記載あり)。
地図で見るとわかりにくいですが、曲がるポイントさえ押さえれば迷うことはありません。佐助稲荷道と銭洗弁財天道のふたつの碑が道しるべ。
佐助1丁目の交差点から銭洗弁財天方面へ進む途中(佐助カフェ手前)、先程のふたつの碑を見たら左に曲がります。
住宅街を抜けたつきあたりが佐助稲荷神社です。
佐助の地名と出世稲荷の理由
佐助稲荷神社は、源頼朝が畠山重忠に命じて社殿を建てたのがはじまりです。佐殿(すけどの)と呼ばれていた源頼朝を助けたので「佐助」なんですね。
平家隆盛の世で源頼朝が伊豆蛭ヶ小島へ流浪中の頃、「かくれ里の稲荷」と名乗る翁が夢枕に立ち、平家挙兵を促しました。
その夢のお告げを受け、頼朝が畠山重忠に命じて「かくれ里の祠」を探し当て稲荷神社を再建。
その後、頼朝が政権をとったことから「出世稲荷」とも呼ばれています。
鶴岡八幡宮の境外末社でしたが、明治42年(1909年)に独立した社となりました。(佐助稲荷神社の歴史参考)
2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人(かまくらどのの13にん)』は、頼朝の天下取りを支えた13人の家臣団のおはなしで、主演小栗旬くん(北条義時)が鎌倉幕府の権力者になるまでを描いたドラマです。
源頼朝には大泉洋さん、義経は菅田将暉くんと名優ぞろいなのも楽しみ。
朱色の鳥居は全部で49基。緑の木々に覆われて、まさに隠れ家の里そのもの。
幻想的な雰囲気に包まれるこの場所は、『海街Diary』をはじめとする映画やドラマ撮影にも登場するので、見たことがある人も多いのではないかしら。
佐助稲荷神社の見どころ
「拝殿」でお参り後、階段を上がって「本殿」へ。途中、たくさんの「白狐」に守られた石の古い苔むした祠があります(撮影は自粛)。
なかなかの険しい石階段なのでヒールの高い靴は危ないです。
境内の片隅には「霊狐(れいこう)」の神水と称される湧き水があり、今も絶えることなく湧き出ています。
ペットボトルなどに入れて持ち帰ることができますが飲めません。
ペットの飼い主に寄り添う神社
社務所に並んだペット用のかわいらしい授与物。犬のお守りをひとついただきました。
佐助稲荷神社の絵馬は、愛するペットへの想い、なくなったペットに伝えたいこと、迷子のペットとの再会、ペットの健康・長寿・感謝、家族がいない犬や猫、動物たちが幸せに安心して暮らせるように愛されて過ごせるようになど、お願いしたいことを絵馬にしためることができるそう。
ちょうど私とつつじが参拝している時に、インスタつながりの犬友さんに会い、お空の愛犬へ絵馬で手紙を書いたと教えてもらいました。
初穂料の一部がNPO法人アナイスへ寄付され、災害時の動物活動資金に充てられていたり、動物たちへの想いもありがたく、愛犬と訪れると気持ちが穏やになれます。
ぜひ「ペットとひと」を読んでから参拝におでかけください。
佐助稲荷神社 概要
鎌倉市佐助2-22-12
アクセス
JR「鎌倉駅」西口より徒歩20分
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