SNSを見ていると、わんこの失踪や保護しましたなどの報告を見かけます。
つつじはリードを外しても私から離れることはありませんが、元気な子や保護犬として迎えたばかりの子など、ちょっとした隙に走り出してしまうということも少なくないようです。
以前つつじの散歩中、車道を「イタリアン・グレーハウンド」が走り抜けていきとても驚いたことがあります。
あっという間で捕まえることはできなかったけど、おばあさんが心配そうに歩いてきたので声をかけたら「娘から預かった犬が脱走した」とのこと。
すぐに家に戻り、バイクで近所を走りましたが全く見つかりませんでした。Facebookにも投稿してみましたが情報はなし。心配になって数日後、おばあさんのお宅に行ってみましたが結局見つからなかったそうです。
犬を飼うのに慣れている方でも、雷の大きな音にに驚いて……など思いがけず逸走してしまうことはよくあるみたい。
万が一のためにできることは事前防衛し、愛犬がいなくなったらどうするか、また迷子の犬を保護した場合はどうしたらいいのか、などをまとめました。
お急ぎの場合は目次からどうぞ。
愛犬の迷子防止対策
愛犬がいなくなってしまったとき見つけるのは大変です。「迷子札」や「マイクロチップ」をつけていればみつかる可能性も高くなるので、私は両方やっています。
迷子札をつける
飼い主の名前、電話番号を書いた迷子札を首輪やハーネスに装着するのが一般的ですね。
つつじの誕生日に鎌倉に本店があるハワイアンジュエリー「Local brand」で、ペットチャームを作りました。とてもかわいくて気に入ってます。
ペットチャームは噛んでも害のない真鍮かシルバーで、誤飲のおそれがある小さすぎるものは避けたほうがいいそうです。Local brandはシルバー925という高級素材を使い、変色しにくいロジウムコーティングを施しているため、数年たちますがシルバー特有の黒ずみはありません。
※つつじのは、ハワイアンジュエリー[SV925]ハートクロールペットタグです。
ブラブラするチャームが気になる子は、首輪につけるIDタグのほうがいいかもしれませんね。いろいろあるので「迷子札」や「ネームタグ」でお気に入りを探してみてください。
手持ちの首輪に装着するタイプもあります。
マイクロチップを埋め込む
迷子札を装着していても、取れてしまった場合はマイクロチップ頼みとなります。
つつじは我が家に来る前に、ワンダフルドッグスさん(保護犬活動団体)が「マイクロチップ」の施術までしてくれたので、私は住所を登録し、データ登録料1,000円を支払っただけでした。
マイクロチップは、直径約2ミリくらいの小さいチップを犬や猫の体(首の後ろ)に埋め込むと、専用リーダーを使って読み込むことができるもの。震災後に日本でも利用者が増えているそうです。
マイクロチップを埋め込む施術の代金は動物病院によって異なります(3000円~5000円くらい)
マイクロチップ補助プロジェクト(神奈川県)
神奈川県では6か月以上の飼い犬にマイクロチップを装着する際、その費用の一部(上限2500円)を補助する取り組みをしています。
これ、意外と知らない人多いのではないかしら。
※神奈川県でも横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市を除く県民。
神奈川県以外でも補助金の出る自治体(茨城県、京都市、名古屋市)はありますが、まだまだ少ないのが現状です。
もし愛犬がいなくなってしまったら、きっと気が動転して慌ててしまうでしょう。
犬が迷子になったらどのような手続きをするのか、また近所で放し飼いの犬を見かけたときにどうするかは、あらかじめ知っておくといいかもしれませんね。
愛犬が迷子になったらやること
近所を探しても見つからない場合は、保健所の動物管理センターや交番、近くの動物病院などに連絡をします。
警察と保健所に届ける
失踪場所近くの保健所(動物管理センター)に電話で問合せをします。大型犬のように、行動範囲が広く、市区町をまたいで移動する可能性がある場合は複数に届出を出しておくのも〇。
保護されている動物をWEBで閲覧して調べることもできますが、すぐに更新されないのでまずは電話で問合せをしてください。
○○県+「保護されている動物の情報」や「収容動物の情報」などで検索すると、探したい都道府県の情報が見つかります。
SNSで情報提供を求める
Twitter、Facebook、InstagramなどのSNSに投稿する方が多くなりました。
「#(ハッシュタグ)迷子犬」で調べると、保健所などの収容動物情報や、全国の愛犬家がフォローしている掲示板のアカウントが見つかります。
ペット探偵による捜査
お金はかかりますが、新聞の広告ページに掲載したり、迷子のペット捜査を専門に扱う「ペット探偵」に見つけてもらう方法も。
ペット探偵の相場ですが、「ペットレスキュー」は1日8時間3万円~。
アニコム会員なら提携の「ジャパンロストペットレスキュー」が無料で利用できます。
アニコム迷子捜索サービス
ポスターやチラシ作成
SNS全盛期の今は減りましたが、ポスターやチラシを作り、動物病院や公園など犬を飼っている人が目にしやすいところに掲載してもらう方法も。
記載する項目
- 愛犬の写真
- 失踪日
- 場所
- 犬の特徴、
- 首輪など身に着けているもの
- 飼い主の名前と連絡先
でも、気が動転しているときに作るのは無理ですよね。サンプルを作ってみたのでよろしければ編集して使用してください。
写メる時代ですが、昔ながらの切り取り連絡先をつけてみました。線で折って縦に切り込みを入れておくと取りやすいですよ。
迷子犬捜索ポスターテンプレート
テンプレートはWordで編集できます。
❶写真を差し替える
❷文字を入れる
❸印刷する
※パソコン、プリンターがなくてもOK。「Microsoft Wordの無料アプリ」を利用すればスマホでも編集でき、保存すればコンビニでも印刷できます。
❶編集するにはMicrosoft IDが必要です。なければ無料登録。
❷スマホ内の写真をそのまま使えるので簡単ですが、どこから取り込むのかがわかりにくい。画像はキーボード上の写真マークから探します。
ポスター作製で気をつけること
自分で作って気づいたことは、「特長がわかる全身写真が探すと意外とみつからない」ということ。
写真はあってもつつじの顔と特長のシッポと足の色が全部そろってわかる写真がほとんどありませんでした。
昔の写真を使ったら、「服なんて着ないんだからありのままの写真がいい」と家族からダメ出しが。
あと、電話番号を書きにくい場合には、届出している警察や保健所の連絡先を書いておくのもいいでしょう。私が電話をかける立場なら、知らない人に電話をするより、公共の電話番号のほうがかけやすい気がします。
放し飼いの犬を見かけたらどうする?
迷子かな?と思われる犬(または鳥などのペット)を保護した場合は、飼い主さんが失踪の届け出をしている可能性があるため、最寄の保健福祉事務所・警察署に保護した旨の連絡をします。
神奈川県の場合は動物愛護センター
(横浜0463-58-3411)
保護した犬に鑑札や注射済票が装着されている場合は、市町村(市役所や町役場など)に問い合わせると飼い主さんの情報がわかります。
愛犬を迷子にさせないまとめ
愛犬を迷子にさせたい人などいるはずありませんが、災害などで離ればなれになってしまうケースもあるので、シミュレーションしておくのは必要だなと思いました。
離れている子を見かけたら
- 最寄りの保健所・警察に連絡する
- SNSがあれば情報発信も有効
愛犬が迷子になったら
- 失踪した場所の最寄りの保健所・警察に連絡する
- 大型犬は遠くに行く可能性があるので、隣の区市町にも連絡
- SNSで情報提供を求める
- 各自治体の動物管理センターのWEB情報を調べる
- 見つからなければポスターを作ったり、ペット探偵に頼む方法もあり(アニコム会員は3日間捜索サービス利用無料)
横須賀で迷子になったわんこのポスターが近所にしばらく貼ってありました。飼い主さんは心配してわざわざ横浜まで貼りに来たんだろうなぁと思うと本当にお気の毒で……。
自分の愛犬が誰かに保護してもらえたらどんなにうれしいか。もし、迷子の子を見かけたときには、自分も保護できるよう、その方法や流れを知っておくのもいいかもしれません。
マイクロチップ普及プロジェクトの動画です。
どうぞ一刻も早く飼い主さんの元へ戻れますように。
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